洋楽を聴きたいけど、どんなアルバムから入ったらいいのかわからない。。という人にはこのAshのアルバムを聴いてほしい。
ポップと言っていいのか、ロックと言っていいのかよくわからないが、そんなジャンル分けが本当に馬鹿らしくなるほど、甘酸っぱいちょっとせつないメロディと疾走感たっぷりの演奏で、まさに「いい曲」を聞かせてくれるバンドである。解説書からちょっと拝借すると、夏の到来の眩しさと夏の終わりが近づくときのほろ苦さを見事にミックスしたアルバムだ。各曲には印象的なサビのようなものもあり、ほんとに洋楽に慣れてない人にもおすすめだと思う。メロコア、パンク好きなら間違いなく大Hitであろう。ポップスとしても申し分ない。
思えば、2002頃から始まったロックンロールリバイバルはこのアルバム抜きでは考えられないだろう。あの頃は世界と音楽が沈滞ムードにあった。なにか憂いを含んだものが好まれる時代であった。そんな中ボーカルのティムは「しみったれた音楽はいらない、真っ当なロックを俺たちが見せてやる!」と言ってこのアルバムを発表したのである。このアルバムはイギリスの音楽チャートでも堂々第一位を獲得し、名実ともにロックの体現者となった。StrokesもVinesもFranz Ferdinandも彼らがつくった土壌なしでは成功をなし得なかったかもしれない。ロックは常に時代と隣り合わせである。現代に生きる私たちはこのアルバムを聞いておかなければならないのかもしれない。
2005年01月13日
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